レイプとかセクハラっていうのは「同意があったかどうか」みたいなのが面倒なので、きっちり口頭や文書で同意がないかぎり性暴力とみなそう、みたいな動きがあります。実際に学則に組み込んだ大学もある。
1990年、キャンパス内で2件のデートレイプが発生したことをきっかけに、大学でのレイプ防止のとりくみが開始され、1991年Sexual Offense Policyが制定されたようです。次第にアップデートされ、現在では2005年版が有効になっている。 これをめぐって90年代アメリカではけっこう激しいデートレイプ論争が起きました。日本ではあまり紹介されてないのでとりあえず学則だけ抄訳。
(あら、いま確認したら上のページはsuspended。 とりあえずこちら。
http://www.mit.edu/activities/safe/data/other/antioch-code)
訳や番号は正確じゃないです。そのうち正確にしたいけど、元資料がないとなあ。
「同意」のないセックスはぜんぶ学則違反とした上で、同意を次のように規定するわけです。
===================== ここから ====================
- 同意とは、特定の性的行動に参加することを自発的に口頭によって合意することである。以下に要点をあげる。
- 性的活動を行なう前に、その時々常に同意が得られなければならない。
- 参加者はみな性的活動を明確かつ正確に理解していなければならない。
- 性的活動を開始しようとする者は、同意を求める責任を負う。
- 性的活動を要求されたものは、口頭での返答をなす責任を負う。
- 性的活動の新しいレベルごとに同意が必要である。
- ジェスチャーやセーフワードについての同意された利用は受けいれられるが、性的活動をはじめる前に参加者全員によって論議され口頭で合意されなければならない。
- 同意は参加者たちの人間関係や、それ以前の性的経歴、現在の活動にかかわりなく必要である。(たとえば、ダンスフロアでグラインドすることはそれ以上の性的活動に対する同意ではない)
- いかなる場合も、同意が撤回された場合、あるいは口頭によって合意されない場合、その性的活動はすぐさま停止されねばならない。
- 沈黙は同意ではない。
- 身体的動作やあえぎ声(moans)などの反応は同意ではない。
- 寝ている間は同意することができない。
- すべての参加者の判断力が損なわれていてはならない。(アルコール、ドラッグ、心理的健康状態、身体的健康状態などが判断力を損なう例であるが、これに限られるものではない)
- すべての参加者はセーファーセックスを実施しなければならない。
- すべての参加者は、個人敵なリスクファクターや性感染症を開示しなければならない。それぞれの個人が自分の性的健康についての意識を保つことに責任を負う。
===================== ここまで ====================
私だったら「ボーイフレンドと別れたばかりのときは同意できない」「犬が死んだときは同意できない」「クリスマスの日は同意できない」とかもっとつけたしたいですね。
こういう学則をちゃんとしておけば、まあセックスでもめることは少なくなるでしょうなあ。でも馬鹿げている、っていうひともいるわけですよね。むしろこっちが多数派。でも馬鹿げているのはなぜだろう?
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