名前(姓名)に空白入れられるのに抵抗する同盟会員募集

すでに何度も書いていることなのですが、日本人の名前の姓と名の間に空白を入れるのはよくない習慣だと思うのです。

私の本名は江口某というのですが、書類で(必要があるので)姓名を分けて書けと言われれれば、「江口」と「某」にわけていいし、「読み」や「カタカナ」欄に「えぐち なにがし」とか「エグチ ボウ」などと書くのも抵抗ないのですが、地の文や論文集の目次などで「江口 某」と書くのはおかしい気がするのです。「豊臣 秀吉」「徳川☆家康」おかしいのですから、「江口某」にしましょうよ。つのだ☆ひろ先生じゃないんだから。

大学の学生様のレポートとかに対しても断固として戦いたいですね。同盟員を募集しています。


上のやつ、なんで空白入れるのがだめなのかわからないという意味のコメントを何個かもらったので、適当に箇条書きにすると以下のような感じです。

  • 日本人や中国人の名前の姓名のあいだには空白いれないのが普通。「織田 信長」。「曹 操」。「諸葛 孔明」。
  • どういうわけかなにかのタイトルや目次では空白入れないとならないと思っている人々がいる。それはそれで許さないわけではないんだけど、実は単に漢字4文字の名前が標準で、4文字の人と漢字3文字分の人を並べるとかっこ悪いと思ってる人がいるので空白いれてるのが実情だと思う。
  • しかし、夏目漱石と「森 鷗外」をそろえても、上田敏と芥川龍之介はどうすんじゃいね。こうですか。

夏目漱石
森 鷗外
上田 敏
芥川龍之介?

Visits: 59

名前(姓名)に空白入れられるのに抵抗する同盟会員募集」への3件のフィードバック

  1. 森安太郎

    江口先生個人の美的感覚だけが理由ですか?
    合理的な理由もおありでしたらそれも書いた方が同意を得られやすいと思いますが。

  2. 森 安太郎

    なるほど、人名リストの見栄えをよくするためだけに姓名の間に空白を入れたり入れなかったりするのは論外ですね。それに違和感を感じるのは尤もだと思います。ですが、もっと一般的な場面で言えば姓名の間に空白を挿入することにはそれなりの合理性があります。うだうだ書きませんが、私の名前から想像してください。

    江口先生は(少なくとも姓名表記に関して言えば)伝統を大事にする伝統保守主義的な考えをお持ちであることは伝わってきました。それ自体を悪い事というつもりは毛頭ありませんが、姓名の間に空白を入れるのは普遍的に「正しくない/悪い」表記であり、空白を挿入しないのが「正しい/よい」表記だと述べているように受け取れる書き方をされているのはよろしくないように思います。もし、本心から伝統的表記こそが絶対的に正しいと考えていらっしゃるのでしたらそれは伝統主義的誤謬とでもいうべきものだろうと思います。おそらくそうではなくて、できる限り伝統的表記を「正しく」見せることでより多くの同意者を作ろうと企図してこの記事を書かかれたのだろうと想像します。そのためか、やや印象操作的・詭弁的な論法を展開されているのが引っかかるところです。

    なお、デジタル文書については伝統的表記にも一定の合理性があるとは思っています。フルネームで人名検索する場合に(検索の仕様にも依るので一概には言えないですが)有利に働くこともあります。うまくそのあたりの説明もすれば、合理主義者からの支持も得られるように思います。

    ところで姓名の間よりも、日付と時間の間に空白がないことの方が気になってきますね、このコメント欄。

  3. 森 安太郎

    日付と時間がくっついている件は、テーマTwenty Nineteenのローカライズに原因があったのでWordPress翻訳プロジェクトに修正提案を出しときました。で、先ほど承認したとの連絡を受けました。ダッシュボードの「更新」ページから「翻訳を更新」されれば反映されると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です