授業準備(1) 資料集作ったり

もう焦って授業準備しないとね。

今年はいろいろ新しい授業があって、まあまた試行錯誤しながらやるわけですが、そのための資料とか集めとかないとならない。面倒くさいけど教員としては楽しい時期でもあります。教員にとって授業準備のときこそ自分が教員だと思うし、研究者もどきであることを確認する作業でもある。

授業準備で一番面倒なのが教科書の選定とプリント作りですわね。私が担当している講義とかではあんまり適切な教科書が見つけられない。倫理学とか、私がふつうの大学の1、2回生用の教科書に使えると思ってるものは現在のところジェームズ・レイチェルズ先生の『現実を見つめる道徳哲学』ぐらいしかない。哲学や倫理学とかで教えられてる内容っていうのはほんとうに教員によって千差万別でしょうな。もっと標準化された方がいいと思うんですけどね。まあそもそもそういった講義でなにを目指すかってところから考えないとならんとは思う。

今ちょっと集中してやってるのは1回生向けの社会思想関係の授業で、これはまあだいたい各種の社会科学系学問がどういうふうにして成立してなにをやってるのかとか、政治思想の基礎みたいなんをやることが求められてるんじゃないかっていう気がするので、まあわりとはっきりしている。社会思想・政治思想みたいなのは教科書はけっこう多いんですが、ただまあ、あんまり弊社向きじゃなかったり、高かったりして[1]1回生向けとかは2000円超えたら使えない感じ。使いにくいこともある。

この授業は信頼する某君と2人でやってる授業なので、今年は「んじゃ二人で共通に使う原典資料だけあらかじめ刷っておいてしまおうか」みたいな感じで抜粋集みたいなんつくってます。これまあ本当は著作権とか面倒なんだけど、今年はパイロットということで許してもらおう。こんな感じのを作ってるです。

つくりかけ資料集

現実をみつめる道徳哲学―安楽死からフェミニズムまで
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11回生向けとかは2000円超えたら使えない感じ。

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