ファンクというジャンルは、ソウルブラザーNo.1のジェームズ・ブラウン(JB)先生が開発したということになっております。音楽的な特徴は16分音符フィール(16th feel)とか、ちょっとハネてるとか、4拍子と8thと16thがまざってるポリリズムだとかってのがあるんですが、とにかく1拍目を強調することっすね。あとはどうでもいいっちゃーどうでもいい。
まずはJB先生の代名詞ともなった名曲”Sex Machine”のころのバンドメンバーで、のちにP-Funk一派をひっぱることになったブーチー・コリンズ先生のレクチャーを見ましょう。
ユーノウ、1拍目さえ出してりゃいいわけです。ユーノウ、これがファンク。ロックは2拍4拍が大事で、「ちっちっダっちっちっちっダっち」「ダダダダズダダダ」だけどファンクは「ドンちっちっちっち」。
ドラマーのジャボ・スタークス先生のも見てください。
これは、まさにJB先生の身体感覚から生まれてきているわけです。これがよくわかる音源があって、これは必聴です
名曲”Cold Sweat”のリハとボツテイクの最初です。最初はメリハリがなかったバンドが、JB先生が「ブン!ばっばっばっ」て指示するとバッチリになるのがわかります。あのサウンドはJB先生の身体感覚そのまんまなのですよね。これがファンクだ!
ではJB先生の体の動きに注目しながら鑑賞してください。体全体は4つを刻んでいて特に1拍目を強くダウンで感じてます。しかし体の各部分はその半分の8つでチキチキ感じてるところがある。これがあの独特のフィールになるわけです。これ以降のファンクはもっと複雑になるんですけどね。
- ファンク入門(1) JBのファンク
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- ファンク入門(4) スライの密室ファンク
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