ツイッタなどで有名なフェミニストであり弁護士の太田啓子先生の『これからの男の子たちへ』を興味深く読みました。
ネットではいろいろ話題を集めている先生ですが、本を読むとわりと現在の国内フェミニストの(いわゆる)「最大公約数」というか、ネットで見る多くのフェミニスト先生たちが同意するような、さほど過激とはいえない穏かな立場のように見えます。
参照されている文献も、いま日本語でフェミニズム、とくにネットで話題にされるような具体的な問題や、自分の子どもの男子を育てる、って関心をもっているとこうなるだろうな、っていう文献群でそれも興味ふかかった。専門の人文・社会学とかの学者系の人々とはちょっとちがう感じになるんですよね。
抜けがあると思いますが、面倒だから見直しません。ギーザ先生の『ボーイズ』が最後に出てきたけど、この本読んで男子の育て方とかまじめに考えているのだと思います。実際、女子は被害者にならないように、男子はとにかくは加害者にならないように、て考えざるをえず、たいへんだろうと思います。ギーザ先生の話も、息子さんが思春期進むとけっこう微妙なところあったし、たいへんよねえ。
Views: 82
コメント