三月朔。早朝雨雪となりしが正午既に歇む。

三月二日。曇りて寒し。日本橋辺に火災あり。吾家の二階より烟を望み得たり。黄昏地震。

三月三日。午後[[羽倉簡堂]]の墓を掃はむとて、三田台町一丁目正泉寺を尋ねしに、桐ケ谷に移転せし由。寺の跡には小学校建ちたり。泉岳寺に赴き[[牧野鉅野]]の墓を探りしが、震災にて碑碣大方倒壊して其の所在を知らず。空しく帰る。高輪辺寺院の梅七分通り花開きたり。駒込の神代氏露伴先生の旧著讕言一巻を贈らる。

三月四日。午後南葵文庫に赴き[[羽倉簡堂]]の西上録を読む。



トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS