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三月六日、晴れて暖なり、午前執筆、午後中洲に往く、銀座太訝に一茶し、銀座食堂に飰す、街上にて偶然葵山子に逢ひ再び太訝に飲む、電話にて小星を招ぐ、杵屋宇太郎同孝蔵に逢ふ、一同黒猫亭?に赴き女給小夜子なるものを見る、広津和郎作小説女給の主人公なる由にて目下銀座辺にて専噂高きものゝ由、黒猫?店口に当店に女給小夜子在りとかきたる看板を出し、楽隊にて囃し立てるさま、宛然縁日の見世物小屋なり、当世人の悪趣味実に窮極する所を知らず、