パーソン論よくある誤解(8) パーソン論は人間の尊厳についての議論である

水谷雅彦先生の「生命の価値」っていう昔の論文を読んでいたら、パーソン論が「生命の価値」や「人間の(生命の)尊厳」のような文脈で議論されていることに気づきました。パーソンは尊厳という特別な価値をもっていて、パーソンでない存 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(8) パーソン論は人間の尊厳についての議論である

パーソン論よくある誤解(7) 心理的特徴より感情とか類似性とかペルソナとか呼び声とか二人称とかが大事だ

「パーソン論」はさまざまあるとはいっても、やはり多くの論者が自己意識だとかそこらへんの心理的特徴に訴えかけているのは否定できないです。これに対してはやっぱり70年代前半からさっそくいろんな代替案が提出されています。 有名 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(7) 心理的特徴より感情とか類似性とかペルソナとか呼び声とか二人称とかが大事だ

パーソン論よくある誤解(6) パーソン論は人間の間に脳の働きに応じて序列を決める思想だ

これも森岡先生がばらまいた誤解というかなんというかなんともいえない解釈ですね。 先生は『生命学に何ができるか』では「(パーソン論によれば)中枢神経系のはたらきの程度に応じて、人間を一元的に序列化することができる」(p.1 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(6) パーソン論は人間の間に脳の働きに応じて序列を決める思想だ

パーソン論よくある誤解(5) パーソン論は障害者の抹殺を求める思想である

これももうひどい誤解ですねえ。障害児施設の運営などでがんばっていらっしゃる高谷清先生が月間保団連に「「パーソン論」は、「人格」を有さないとする「生命」の抹殺を求める」という論文を発表しておられました。まあ高谷先生は実務家 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(5) パーソン論は障害者の抹殺を求める思想である

パーソン論よくある誤解(4) パーソン論は英米生命倫理学の主流の考え方である

いや、ぜんぜん。 とにかく国内で議論されている「パーソン論」は古いんですわ。けっきょくパーソン論というのは「われわれは人パーソンを特別扱いしている」っていう事実からはじまってるわけですが、70年代から80年代にかけての論 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(4) パーソン論は英米生命倫理学の主流の考え方である

パーソン論参考資料『妊娠中絶と生命倫理』でのウォレン論文解説

妊娠中絶の生命倫理 posted with amazlet at 13.05.11 勁草書房 売り上げランキング: 165,076 Amazon.co.jpで詳細を見る 胎児の道徳的地位の議論としては、メアリ・アン・ウォ … 続きを読む パーソン論参考資料『妊娠中絶と生命倫理』でのウォレン論文解説

パーソン論よくある誤解(3) パーソンでないとされた存在者は配慮の対象にならない

なんかこのパーソン論シリーズ、うまく書けなくて自分でもよくわかってないなあという気がしてくじけそうですが、まあ少しづつ書いているうちにうまい説明方法を見つけられるんじゃないかと続けてみます。 よく見かける誤解の一つが、「 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(3) パーソンでないとされた存在者は配慮の対象にならない

パーソン論よくある誤解(2) パーソン論は自分の仲間以外を切り捨てようとする自分勝手な思想である

(このエントリは失敗なので書き直します) 「パーソン論は切り捨ての思想だ」っていうタイプの議論は「パーソン論」が国内に紹介された時点から存在していて、特に強い影響力のある森岡正博先生が広めた、と理解しています。先生は『生 … 続きを読む パーソン論よくある誤解(2) パーソン論は自分の仲間以外を切り捨てようとする自分勝手な思想である

「パーソン論」よくある誤解(1) パーソン論は功利主義的だ

なんかいまだに生命倫理学の議論における「パーソン論」については誤解が多いようなので、目立つものをいくつかとりあげて解説しておきたいと思います。 「パーソン論」と呼ばれる学説はまあ生命倫理学では一般的で、基本的に各種の「権 … 続きを読む 「パーソン論」よくある誤解(1) パーソン論は功利主義的だ

2011年に読んだおすすめ本ベスト10

メディアマーカーで自分的におすすめの五つ星つけた本から、特に印象に残ってるものを順不同であげてアフィリエイトかせごう。   香西先生にはいろいろ教えていただきました。ネットとかでの論争の方法について理解が深くな … 続きを読む 2011年に読んだおすすめ本ベスト10