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雑感:音楽とは構造なのである

とかまあファンク入門とかコード進行入門とか書いてみたりして。 

私が思うに、音楽というのは構造というか形式というかそういうものなのです。どうもこれはわかってる人とわかってない人がいるみたい。 

基本的には小さな部分のくりかえしが音楽をつくる。くりかえさないと音楽にならない。これはバッハでもモーツァルトでもジャズでもなんでもそうです。まあわざとくりかえさないとフリージャズとかノイズとか無定形のものになる。そういうのがおもしろい場合もあるけど、そういう音楽作っている人々さえも、ある程度の形式は意識しています。フリージャズっていっても頭と最後には「テーマ」みたいなのを演奏します。

山下洋輔先生の「寿限無」。いちおう「じゅげむじゅけむごこうのすりきれ〜」っていうテーマがあって、それ弾いたあとはもう「自由」にやってるけど最後はもういちど「じゅげむじゅげむ」とやって終る。

ごちゃごちゃやってるなかでもテーマにある断片みたいなものもなんども弾いてますよね。自由やって演奏のアイディアがなくなりかけるとテーマを思いだして弾いてまた自由にやるのです。ジャズ(インプロビゼーション)入門はあとでやる予定ですが、まあこういうのはある種の「テーマと変奏、そしてテーマ」という形式のなかでのものなのです。
ふつうのポップスの曲はAABとかAABBとかAABBCCとかってので1コーラスになって、それがAAB|AAB|AAB|AAB|とか4かいぐらいやって終ったりすることが多いですね。まあさざまですが、くりかえさないポップ音楽はないです。
どういう構造になってるのをちょっと意識してみるだけで、ずいぶん音楽の理解が変わってくるんじゃないかと思います。逆に言うと、形式・構造さえなんとかすれば腕は悪くても音楽もどきを作ることは不可能ではない。