<つきのよる> 叶えて 雨の飛礫よ僕の願いを あの子を外に出さないで 降り続いて どんなに 声をあげても届かない 夢の中に僕はいた 君はどこだい 君はどこにいる おいてかないで おいてかないで…… 何もできないこの夜に 君の抱かれる声がした どこにも行けないこの夜に 月の濡れてる音がする 開かない 君の心も僕の寂しさも 深い闇だけ包んでくれる 静かに 止める呼吸を もう次の夜が 僕らを待ってる…… 何もできないこの夜に 手首の切れる音がした どこにも行けないこの夜に 月の濡れてる音がする