十二月十八日。快晴なり。日の暮るゝころ(へっつい)河岸の叶家に往き夕飯を飰す。帳場に年の頃二十四五の美人煙草をふかしゐたるを見れば、そつと女将を呼びて様子をきくに、去年頃まで高島屋呉服店の売り子なりしが今は人の妾となり内〻にて春をひさぐと云ふ。価を問ふに拾円なりと云ふ。


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Last-modified: 2015-03-26 (木) 08:02:27 (729d)