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就職活動中盤戦

 

4回生の就職活動は中盤の勝負どころという感じで、多くの人はさすがに「大手病」に懲りた頃ではないかと思います。ここらへんでどうするかってので将来が大きく左右されちゃうようです。

6月は中堅企業ががんばって採用を進める勝負所なので、ここで一踏ん張りしたいところです。中堅どころは4月から5月で大手の採用枠がだいたい埋まるのを待っていたわけね。(4月に内定出しても大手に横取りされちゃうから中堅にはあんまり意味がない)

んで、まずここまでの活動を反省してみること。自分が何社まわったかとか面接何回受けたかとかちゃんと把握していない(あるいは説明できない)人がいてヒヤヒヤします。たとえばここで、「えーと、15社ぐらい、正確には」とここでメモを見て「16社、二次面接までは10社」とか答えられる人はすでに通ってるわけなのね。そういう人は会社としても取りにくいっすよ。だって、会社入ってからも「今月何社どこに営業に行ったの?」「ええと?さあ、とにかくがんばりました」では役に立たないもんね。

まずちゃんといつでもメモやノートをとり、記録を残す習慣は身についているか確認してみてください。この時期苦戦している学生さんは、たいていここでつまづいてるみたいね。

一次~二次面接ぐらいで落とされる場合は、話し方の見直しが必要だよね。

この時期になるとへんに面接に慣れちゃって、「どこも同じようなこと尋ねるなあ」とか感じてどこに対しても同じようなことを同じようにしゃべってしまうわけですが、それじゃ通らんよね。そもそもそれで落とされてるんだからさ。なんか問題があるわけよ。相手によって話の内容も雰囲気も変えなきゃ会話にならんでしょ。この時期苦労している人は面接を質問に答に行くところだと思っている雰囲気があるけど、そうじゃなくて会話しに行くんだからね。

だいたいそういう学生さんは「自分をビデオで確認しろ」って言ってもちゃんとやってないことが多い。まあ得手不得手はあるもんだけど、とりあえず確認してみたらよろしい。ビデオにとってみる場合のポイントは、完璧をめざすんじゃなくて、自分がもっている「自分のイメージ」との距離を確認するのね。話し方が下手でも、「まあそういうとこが自分らしいわな」と思えればOK。

あと、この時期苦労している人びとに共通しているのは、企業研究が足りないことね。そりゃ手ぶらで面接行って雇ってくれるようなところはないわさ。「私には最低1日1万円の価値があります」ってことをアピールしなきゃならんわけで、「できる」って口で主張するだけじゃなくて、実際にそれを見せる必要がある。どういう業界で、どういうサービスや製品を提供していて、それは市場でどう評価されていて、どういう会社と取り引きしていて・・・という当りまえのことさえ調べていないようでは、少なくともいわゆる総合職は難しい。

何度も書くけど、上司とか社員に指示されたことだけやるんだったらもう社員ではなくてアルバイトや派遣で十分なんよ。自発的になにをやるか見つけられる人だけが正社員になれる。

チェックリストは作ってみたか、企業研究ファイルは作ってみたか、と見直してみる点はたくさんある。だいたいの学生さんはけっきょくたいして準備せず面接に臨んで、落とされまくって疲れ果ててしまうのね。私はそういうのは馬鹿らしいと思うけど、どうしても多くの人がハマる罠だねえ。

どうも、女の子の場合は「美人の~さんやかわいい~ちゃんはなにもしてないのにすぐに決まってるのに~」とかそういう感じもあるみたいね。たしかにそういうのはあって、そこから来る不公平感や、自己評価下る感じってのはなんかわからんでもないんだけど、そういうダウナーなものとも強く戦わなきゃならん。(だいたいルックスそのものが内定の理由というより、ルックスに裏づけられた高い自己評価が本当の理由かもしれん。ここらへん興味あるひとは社会心理学での「対人魅力と自己評価」とかを勉強してみるとよい。)自分に自信をもつのは難しいんだけど、とりあえずなんか本当の努力しておけばそれだけ自信はつく。理論的には。私自身も自信もち、自己評価を上げるのはとても難しいと思う。どうしたらいいんかね。

意外に落し穴になるのが、大学の勉強をちゃんとすることね。けっきょく、4月に大手に入りたかったけど大手から振られた人ってのはなんか足りないわけで、つまりそれはあなたに市場での価値が(大手に内定もらった人より)あんまりないってことなわけで、ここでがんばって価値を付けなきゃならん。ただぐるぐる会社まわってればよいってもんじゃなくて、成長しなきゃならん。そのために一番よい方法はまじめに勉強してみることでしょ。ここがわかってない学生さんはすごく多いと思う。

それから、就職決まって、単位もほぼ揃っていて卒業は楽勝と思っている人こそ勉強すること。一流大学では1、2回生のときはバイトしたり遊び惚けたりて、3、4回生のときにこそ勉強するものです。どうも女子大とかでは1、2年生のときに真面目に学校通って4回生では旅行のためのバイトばっかりとかそういうのが普通のようですが、これはもったいない。きっちりした卒論目指したり自主ゼミやったりして力をつけておくもんなのよ。

まあ一般の学生さんにとっては3~4月より人生を大きく左右する時期だから、ここはがんばりどころだねえ。中堅のよい会社はまだまだたくさんあるぞ。それから大手も追加募集しているぞ。

このエントリはなんかいかにもお説教だったなあ。

問題は、この時期には気ばかりあせってやるべきことはわかっているけどできない、とかって状況になってしまうことなんだよな。

逆に、もう疲れはてちゃって・・・という人は無理にいろいろやろうとすると危険なので、1、2週間休憩して大学の勉強してみるのもよい。いま無理して体壊したり鬱になったりするより、ゆっくり秋にいろいろ活動するとか、最初は派遣とかで働いてみるとか、いろいろ方法はある。

とりあえず基本的には「気合い」とかの問題ではなく、おそらくノウハウの問題(チェックリストを作るにはどうしたらいいか、ビデオをいつ取ってみるか、誰に相談するか etc.)なのだということに気づいてね。おそらくそういう作業も面倒だけどとりあえず説明会行かなきゃ、とかになってしまうんだわな。そういう回路を断ち切り抜けだせ!(あら、やっぱり精神論になってしまった。このエントリ失敗。)まあノート広げていろいろリスト作ってみたりしましょう。そしてそういうのものの作り方は大学で教えてるからね。


エントリーシート(2) 長所と短所

エントリーシートはねえ、やっぱり正直なのがよいと思うですよ。本気で信じてないのは読むひとが読めばわかっちゃう。まあどんな文章でもそうなんだけどね。

どういう課題にせよ、自分の「売り」を表に出すように。

「売り」はどうやって見つけるか?とりあえず大学ノートの左側に自分の短所をリストアップしてみる。いわゆる心理的性格だけに限定しない方がよい。短所はリストアップしやすい。

私の場合

  • 攻撃的
  • 怠惰
  • 平凡・通俗
  • おおざっぱ
  • 非社交的
  • 頭でっかち
  • 粘着
  • 貧乏
  • これといった特徴のない容姿
  • へたな会話
  • 喫煙者
  • アル中
  • 腹が・・・
  • 足が・・・
  • 不精ひげが
  • 頭が前の方から
  • ・・・

と山ほど続く。まあ他人と比べてどうかってことだけでよい。まじめな性格心理学とかやっているわけではないので、まずだいたい自分の考える「ふつう」の人と比べてどうか、とか適当。人間関係にも注意。これも社会心理やっているわけではないので適当。社会的属性とか家系とか、まあなんでもよいから思いつくだけ。

次に、右側に、それを友人や教師の視点からなんとかして無理してよい言葉にしてあげる。上の例を使うと

攻撃的 積極的
怠惰 あせらない
平凡・通俗 常識的
おおざっぱ おおらか
非社交的 内省的
頭でっかち 高学歴
粘着 粘り強い

 

自信がついたら、ほかにもよい点を列挙してみる。

  • 挨拶する
  • 実は親切
  • 笑顔のときが多い
  • 実は清潔
  • ・・・

さらに、こういうのは往々にしていろいろ矛盾するんで、なにとなにが矛盾しているか考えてみる。攻撃的で怠惰(積極的で、かつ、あまりあせらない)だというのはおかしいか?おかしいかなあ。どっちかだけにするか、もうちょっとつっこんで考えてみる。どんどん削っていく。残ったのが売りになるかもしれないもの。だいたいの人は売りなんかないけど、エントリーシートではあえて強く主張しないとならん(と思う)。さらに、その書いたり消したりした表全体をながめて、(略)

でまあ、だいたいとりあえず「売り」にできそうな特徴がわかってきたら、それをほんとに具体的に表すような事件や経験を思いだす。このエピソードを思いつけるかどうかが本当に勝負。なるべくおもしろいもの、笑えるものがよいが、とにかく具体的に細部を思いだす。

体育会系やボランティアやめずらしいバイトしてた人はいろいろ書くことがあるけど、なにもしてなかった人は書くことを見つけるのが難しい。それはしょうがないので、それなりに工夫する。

あれ、上のはやっぱり性格特性ばっかりでこれじゃだめだ。でもこういうのはあんまり具体的に書くと値打ちがなくなるので、考えてることぜんぶは書きません。

まあでも実は、エントリシートはちゃんとした形式の文章が書ければそれだけで落とされることはありません。でもおそらく面接にあたって面接者の興味をひくことはできます。誰かに見てもらってチェックすること。


エントリーシートの書き方(1)

心がまえ

  • 何人かのエントリーシートを読んでみて、ずいぶん差があるものだと思います。
  • エントリーシートは3回生の冬ぐらいに何本か書くことになるわけですが、
    そのころまでに文章を書く練習をしていないことが多いと思います。
  • エントリーシートなんてすぐ書けるなんて思っていてはだめです。
  • ある程度時間をかけて書くこと。
  • 400字、あるいは800字でもけっこうその人の能力がわかるものです。
  • またエントリーシートを書くことは自分の勉強にもなります。
    1. シンプルな文章を書くの練習になる
    2. 自分を客観的に分析できるようになる
    3. 目指している業界がどういうものか知ることになる
    4. その企業の長所・短所を知ることになる
  • 荒木晶子・向後千春・筒井洋一 (2000) 『自己表現力の教室:大学で教える「話し方」「書き方」』,情報センター出版局.を読んでみてください。

気をつけること

  • 決り文句、手垢のついた言葉、内容のない言葉は使わない。
  • 字数が少ないので同じことはくりかえし書くのは避ける。
  • 書類のフォーマットにも気を配ること。
    1. タイトルは明記されているか
    2. 余白は十分か
    3. 見出しなどは適切に設定されているか。
  • 書類が複数になる場合、各書類に最低限自分の名前は明記しておくこと。

他人の目を通す

  • 某女子大の平均的な3回生は、自分だけでは
    まともなエントリシートを書くことができません!汝自身を知れ!
  • とにかく他人の目を通しておくこと。
  • ゼミ担当者とかに見てもらうこと。

練習

200字、300字、400字字でそれぞれ書いてみる。

  • 自己PRしてください。
  • あなたを自己分析してください。
  • 10年後のあなたはどうなっていると思いますか?
  • ライフプランを描いてください。
  • 学生時代に打ちこんだこと、そしてそこから得たことを書いてください。
  • これまでで一番大きな失敗を教えてください。
  • どのような業種で働いてみたいと思いますか?それはなぜですか?
  • 10年後の自分に手紙を書いてみてください。
  • 大学生生活で感動したことを書いてください。

エントリシートだけで落とされたら

大学のランクにもよりますが、
エントリシートだけで落とされるのはかなりピンチです。 中堅以上の大学で超一流以外の会社*1にエントリシートだけで落とされるっては、
書き方にかなり問題があります。

  • 日本語が書けない
  • 様式がまちがってる
  • 課題をちゃんと理解してない
  • なんか大きな勘違いしてる

とかって理由でしかエントリシートだけで落とされることはないはずです。

すぐに対策しないと、たてつづけに落とされることになります。
なぜ落とされたのか、誰かに読んでもらっておかしいところを
指摘してもらうこと。

集団面接向けに

会議の技法―チームワークがひらく発想の新次元 (中公新書)

会議の技法―チームワークがひらく発想の新次元 (中公新書)

目を通しておくこと。人事担当者はこういうのに目を通して作業させようとしていると
思う。(まあノウハウはもっとあるんだろうけど)

特に「ブレインストーミング」「マインドマップ」というキーワードで検索して
どんなものか確認しておくこと。

若手サラリーマンに人気のサイト
http://www.ideaxidea.com/
http://lifehacking.jp
をながめておく。「人気の記事」からでよいと思う。雑談ネタにもよいでしょう。

*1:もちろん超人気、超高倍率のところは落とさてもしょうがないけど。


エントリシート書く前に企業理念ぐらい確認しろ

どういう会社も「企業理念」とかそういうのをウェブとかに載せてます。
まあだいたい「革新」だの「信頼」だの「チャレンジ」だのそういうキレイゴトなわけですが、 まあとにかくどういうのを重視しているかはチェックしろや。同業の他の会社と比べてみると、微妙な違いに気づくだろうから、その違いがポイント*1。人事やってる人間もいちおうそういうのを説明会なりなんなりで押しださないとならんわけね。そういうのちゃんとチェックして、微妙にエントリシートに盛り込め。

ただし、あんまりそればっかり前面に書くとあざといし内容がなくなる。「お前んとこのきれいごとの理念はとりあえずわかってるぞ、本音は面接で聞いてやる」って感じをほのめかせればOK。

だから同じ文面の使いまわしイクナイ!

*1:今日見たある会社は、「オーナーシップ」を大切にするって書いてて、どういうことだろうと思ったらそれは「創業者」を大事にするってことで、つまり創業者を称えあがめろ、創業者家族中心を貫くぞ、っていういうことですなあ。こうう会社は「風通しのよい会社です」「実力主義!」「下剋上を許す」とか書かないわけね。なにが書かれてないかの方が重要かもね。


エントリーシート

 

今日説教したことと説教しそこねたことのメモ。

エントリーシートはねえ、やっぱり正直なのがよいと思うですよ。本気で信じてないのは読むひとが読めばわかっちゃう。まあどんな文章でもそうなんだけどね。

どういう課題にせよ、自分の「売り」を表に出すように。

「売り」はどうやって見つけるか?とりあえず大学ノートの左側に自分の短所をリストアップしてみる。いわゆる心理的性格だけに限定しない方がよい。短所はリストアップしやすい。

私の場合

  • 攻撃的
  • 怠惰
  • 平凡・通俗
  • おおざっぱ
  • 非社交的
  • 頭でっかち
  • 粘着
  • 貧乏
  • これといった特徴のない容姿
  • へたな会話
  • 喫煙者
  • アル中
  • 腹が・・・
  • 足が・・・
  • 不精ひげが
  • 頭が前の方から
  • ・・・

と山ほど続く。まあ他人と比べてどうかってことだけでよい。まじめな性格心理学とかやっているわけではないので、まずだいたい自分の考える「ふつう」の人と比べてどうか、とか適当。人間関係にも注意。これも社会心理やっているわけではないので適当。社会的属性とか家系とか、まあなんでもよいから思いつくだけ。

次に、右側に、それを友人や教師の視点からなんとかして無理してよい言葉にしてあげる。上の例を使うと

攻撃的 積極的
怠惰 あせらない
平凡・通俗 常識的
おおざっぱ おおらか
非社交的 内省的
頭でっかち 高学歴
粘着 粘り強い

自信がついたら、ほかにもよい点を列挙してみる。

  • 挨拶する
  • 実は親切
  • 笑顔のときが多い
  • 実は清潔
  • ・・・

 

さらに、こういうのは往々にしていろいろ矛盾するんで、なにとなにが矛盾しているか考えてみる。攻撃的で怠惰(積極的で、かつ、あまりあせらない)だというのはおかしいか?おかしいかなあ。どっちかだけにするか、もうちょっとつっこんで考えてみる。どんどん削っていく。残ったのが売りになるかもしれないもの。だいたいの人は売りなんかないけど、エントリーシートではあえて強く主張しないとならん(と思う)。さらに、その書いたり消したりした表全体をながめて、(略)

でまあ、だいたいとりあえず「売り」にできそうな特徴がわかってきたら、それをほんとに具体的に表すような事件や経験を思いだす。このエピソードを思いつけるかどうかが本当に勝負。なるべくおもしろいもの、笑えるものがよいが、とにかく具体的に細部を思いだす。

体育会系やボランティアやめずらしいバイトしてた人はいろいろ書くことがあるけど、なにもしてなかった人は書くことを見つけるのが難しい。それはしょうがないので、それなりに工夫する。

あれ、上のはやっぱり性格特性ばっかりでこれじゃだめだ。でもこういうのはあんまり具体的に書くと値打ちがなくなるので、考えてることぜんぶは書きません。

まあでも実は、エントリシートはちゃんとした形式の文章が書ければそれだけで 落とされることはありません*1。誰かに見てもらってチェックすること。

*1:でもおそらく面接にあたって面接者の興味をひくことはできます。