タグ別アーカイブ: おすすめ本

2016年に読んだ本ベスト10

恒例っぽい今年読んで印象に残ってる本適当に10冊ぐらい。まあ単に恒例だからする、というだけで、あんまりあれではある。メディアマーカーの記録を掘ってもらった方がいいかもしれないし、もう面倒だから今年で終わりなんちゃうかな。

2015 http://yonosuke.net/eguchi/archives/3560
2014 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1056
2013 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1082
2012 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1105
2011 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1043


エロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き
キャサリン・ハキム
共同通信社
売り上げランキング: 79,654

十六―十八世紀 (女の歴史)
藤原書店
売り上げランキング: 1,240,049
人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える
ジョナサン・ゴットシャル
青土社
売り上げランキング: 509,064
この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた
ルイス ダートネル
河出書房新社
売り上げランキング: 25,085
ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝 バーバーショップからマザーシップまで旅した男の回顧録
ヴィジュアル版 ギリシア・ローマ文化誌百科〈上〉 (世界史パノラマ・シリーズ)
ナイジェル スパイヴィー マイケル スクワイア
原書房
売り上げランキング: 1,255,424
カルト村で生まれました。
高田 かや
文藝春秋
売り上げランキング: 29,303
自暴自伝 (文春文庫PLUS)

自暴自伝 (文春文庫PLUS)

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村上 “ポンタ”秀一
文藝春秋
売り上げランキング: 161,105
愛のことはもう仕方ない

愛のことはもう仕方ない

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枡野 浩一
サイゾー
売り上げランキング: 157,274
大人のADHDワークブック

大人のADHDワークブック

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ラッセル・A・バークレー クリスティン・M・ベントン
星和書店
売り上げランキング: 16,062

2015年に読んだ本ベスト10

ちょっと早いけど今年印象に残った本10冊程度。今年はあんまり本読まなかったっぽい。読書生活も終りに近づいている。

2014 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1056
2013 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1082
2012 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1105
2011 http://yonosuke.net/eguchi/archives/1043


今年一番影響を受けたのは、なんといってもやっぱりマクゴニガル様の最新疑似宗教ゲーム『スーパーベターになろう』ですか。もうプラシボだろうがなんだろうが、それでいい。とにかく不活発で思いどおりに機能しない、いつも小雨が降ってる気がする、みたいな人は必ず読むべきだ。

基本的には、まあ人生をゲームとして見る。ほんのちょっとしたことでいいから自分の意志でなにかをする、ちょっとした快感や楽しみ、充足感を意識する、とかで自己効力感を高め、パワーアップして、毎日なにかちょっとしたことにチャレンジする(クエスト)、仲間をつくっていっしょに活動する(アライ)、自分の障害になっている内外の敵を見つけて、そいつを倒す(悪玉とのバトル)。そういうゲームの主人公として自分の人生を見ると、考え方が変わるってうまく機能するようになるよ、と。自分で実験してみてます。

スーパーベターになろう!
ジェイン マクゴニガル
早川書房
売り上げランキング: 9,624

『認知行動療法に基づいた気分改善ツールキット』も、これまでの認知行動療法系統の気分気分操作を網羅的に整理してくれていて悪くなかったけど、『スーパーベター』を読んでから見ると堅すぎるか。やっぱり実践可能な形にするにはマクゴニガル先生のような工夫が必要。


気分とからめてずっと興味をもっている幸福感とか選択とかの問題についてはドーラン先生の『幸せな選択、不幸な選択』。

幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする
ポール・ドーラン
早川書房
売り上げランキング: 8,221

この分野もだいぶ進んだな、みたいな感じがある。幸福/幸福感についての心理学と哲学の両方にめをくばっている。あと行動経済学を援用した自己啓発本そのものはなに読んでも同じ話ばっかりで飽きつつあったけど、『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』はわりとおもしろかった。


まじめな方では、ピンカー先生の『暴力の人類史』は思想史とか考える上でも重要。

暴力の人類史 上

暴力の人類史 上

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スティーブン・ピンカー
青土社
売り上げランキング: 21,932

逆の方向だけど、『戦争の科学:古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史』もおもしろかった。科学の歴史は戦争の歴史だ。勉強的には『モラル・トライブズ――共存の道徳哲学へ』が重要なんだけど、まあ一般向けではないと思う。


自分の幸福の他に、動物倫理その他の関係で、食べ物のことはいつも考えてる。前に『雑食動物のジレンマ』でいろいろ考えさせてくれたポーラ先生の『人間は料理をする』は前作にもましておもしろい。すばらしい上下巻。とにかく上巻の「焼く」だけでも読むべし。パリパリの豚の皮がうまそうだ(食ったことないけど)。

人間は料理をする・上: 火と水
マイケル・ポーラン
エヌティティ出版
売り上げランキング: 37,657
人間は料理をする・下: 空気と土
マイケル・ポーラン
エヌティティ出版
売り上げランキング: 86,352

マンガは一番印象的だったのは阿部先生ねえ。ちょっとシリアスすぎるけど。新しい表現はいつもある。

空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)
阿部 共実
秋田書店 (2012-03-08)
売り上げランキング: 21,960

あと、みなもと太郎先生にも今年もお世話になった。

挑戦者たち グループ・ゼロ
グループ・ゼロ (2014-05-27)

古いマンガだけど、『アップ・セット・ボーイズ: 明日葉高校将棋物語』を読んでなつかしかった。名作青春マンガ。

 


そういや、なんといっても池田暁子先生のも衝撃を受けた。これはすごかった。とにかく表現がふつうではない。ADHDとかその手の人のみじめさがよく描かれている。まあこれ読んでなんとか片づけられるようになりつつある。みじめなのいくない。

片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術
池田 暁子
文藝春秋
売り上げランキング: 6,786

『必要なものがスグに!とり出せる整理術! 』も読みましょう。


音楽関係だと細馬先生の『うたのしくみ』が新鮮な知性を感じた。

うたのしくみ

うたのしくみ

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細馬 宏通
ぴあ
売り上げランキング: 62,542

あと、勉強っぽいところでは森本先生の『反知性主義』は18〜19世紀について考えるヒントを与えてくれた。私も反知性主義、っていうか反インテリには共感するところあり。

反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 (新潮選書)
森本 あんり
新潮社
売り上げランキング: 13,857

苦手な美術関係も少し読んでいて、こういう解説書はいいものだな、みたいな。

エロティック美術の読み方
フラヴィオ・フェブラロ
創元社
売り上げランキング: 529,426

他はまあ http://mediamarker.net/u/yonosuke/ でも見てください。


2014年に読んだ本ベスト10

実は今年はここ20年ぐらいで一番本読まなかったんじゃないですかね。なんか気があせって余計な本とか読む余裕がなかったです。まあしょうがない。

でもまあとりあえず印象に残った本を。


ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法
冨田 恵一
DU BOOKS
売り上げランキング: 21,869

現役トップアレンジャー/プロデューサーが音楽(と音)の聞き方を教えてくれるというすばらしい本。音楽はたくさん聞くより何回も聞くものだと教えてもらいました。実践してないけどそうだと思う。


すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話
岡田暁生 フィリップ・ストレンジ
アルテスパブリッシング
売り上げランキング: 24,694

音楽本だとこれもおもしろかった。岡田先生はクラシック観賞/演奏から回心してジャズピ習いにいって、その先生からいろいろレクチャーを受ける。ストレンジ先生もいろいろ言うべきことをもった知的な方ですばらしい。

あとビートルズ関係のムックとか2、3冊読んだけど最近の研究はすごいね。
ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド
ザ・ビートルズ アルバム・バイブル (日経BPムック)
まあ我々か、ちょっと上の世代向けなのね。


ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)
吉原 真里
中央公論新社
売り上げランキング: 385,343

これは異常におもしろかったですね。こんな世界があるなんてなあ、な感じ。ぶちゃけていて、ふつうの人には書けない。実はインターネット(net news)にはじめて触れたときに、alt.personel.adsとかっていうニュースグループ(掲示板)があることに気づいたんよね。いわゆる「出会い系」なんだけど、そのころはそういう言葉はなかった。どのポストにも「私は〜才のSWMです(straight, white, maleだったかな?)。知的でユーモアのセンスがあり、音楽と読書を好みます。ニューヨークで〜才ごろまでの魅力的な女性を探しています」とかっていうのがたくさん流れていて、「これなんだろう? こんなのが実際に機能するのかな?」とか思ってたんよね。あれはけっこう本気で、最近はそうなっているのね、みたいな。


百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)
黒田 基樹
筑摩書房
売り上げランキング: 73,064

新書だとこれもよかった。歴史学もずいぶん変わった。っていうかそりゃ「悪い殿様が農民を一方的に支配してました」とかってんじゃないわよね。あ、新書だとあと『女のからだ――フェミニズム以後 (岩波新書)』が情報量多くて優れてると思った。


一万年の進化爆発

一万年の進化爆発

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グレゴリー・コクラン ヘンリー・ハーペンディング
日経BP社
売り上げランキング: 190,281

進化もの一般書だとここらへんか。ついこのまえまで「我々は20万年前と同じ体と心だ」みたいなのが一般的だったんじゃないかと思うけど、そのあともけっこう淘汰かかってますよ、みたいな話だと理解した。『5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった』も同じ感じ。


心理学ものだとサブリミナル。

しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する
レナード・ムロディナウ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 11,534

クルツバン先生の『だれもが偽善者になる本当の理由』を読んでればこれが一番だったけど、まだ積読状態。『錯覚の科学』もそこそこおもしろかった。


社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学
ジョナサン・ハイト
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 18,902

まあハイト先生のは挙げとかないとね。


近代科学を築いた人々〈上〉科学への夢/原子/電子/力学
長田 好弘
新日本出版社
売り上げランキング: 1,150,213

19世紀の科学史みたいなのちょっとあれして読んだけどよかった。19世紀はすごい時代だ。


もう一つのヴィクトリア時代―性と享楽の英国裏面史 (中公文庫)
スティーヴン・マーカス
中央公論社
売り上げランキング: 701,328

しかし裏はこんな感じ。有名な『我が秘密の生涯』とかを中心にした19世紀ロンドンあたりの話。おもしろいのは『秘密の生涯』がおもしろいからかもしれん。


あれ、1冊足りない。これで。

「幸せ」の決まり方 主観的厚生の経済学
小塩 隆士
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 264,237

一般向けでもちゃんとしていて偉い。経済学だと『ひたすら読むエコノミクス』が超入門だけどキーワードの説明とかすごくわかりやすくて感心しました。


2013年に読んだ本ベスト10

風雲児たち 幕末編 21 (SPコミックス)
みなもと 太郎
リイド社 (2012-11-29)

昨年末から1月にかけて読みました。おもしろいねえ。やっぱり大志は大事だ。それぞれ自分の役目があります。


非常にすっきりしていて頭よくなった気がする。歴史は大事です。


ずる―嘘とごまかしの行動経済学
ダン アリエリー
早川書房
売り上げランキング: 12,336

実験倫理学というか。我々がどんな悪いやつであるか。いろいろ味が悪いんだけど必読。


ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
ダニエル・カーネマン
早川書房
売り上げランキング: 1,222

カーネマン先生直々の解説。必読。


あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか
レイチェル・ハーツ
原書房
売り上げランキング: 95,583

嫌悪感というのは大事です。


WILLPOWER 意志力の科学

WILLPOWER 意志力の科学

posted with amazlet at 13.12.28
ロイ・バウマイスター ジョン・ティアニー
インターシフト
売り上げランキング: 10,921

最近出たやる気本ではこれがベスト。


失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

posted with amazlet at 13.12.28
吾妻ひでお
イースト・プレス
アル中怖いです。

ユーモア心理学ハンドブック
ロッド・A. マーティン
北大路書房
売り上げランキング: 587,017

笑いというのの心理学的分析。ハーレー先生たちの『インサイドジョーク』の出版が待たれる。


ビートルズ音楽論―音楽学的視点から
田村 和紀夫
東京書籍
売り上げランキング: 473,718

今年一番関心した著作家は田村先生。なんというか音楽を本当によく理解している感じがする。


The Oxford Handbook of Happiness (Oxford Library of Psychology)
Oxford University Press, USA
売り上げランキング: 49,519

勉強になったのはこれかな。心理学、哲学、宗教学と多方面からアプローチ。対立する立場もいろいろ紹介されていて見通しがいい。ペーパーバックとKindleも出てるはず。でも高いよね。


2012年のおすすめ本

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)
叶 恭子
理論社
売り上げランキング: 62,722

この本が一番衝撃的だったかなあ。「わたくしは自分の価値観で生きています。いろいろなことを言われているのは知っていますけれども、それによってわたくしの価値観や生き方を変えるつもりはありません。たとえ、そのことによって誰からも好かれないとしても、かまわないのです。」という最初の文章にぶっとばされて鼻血出そうでした。わたくしは、とにかく、自己肯定がなによりたいせつなのだということを、まなんだのです。

風雲児たち (20) (SPコミックス)
みなもと 太郎
リイド社

非常に勉強になりました。世のため人のために生きることは大事。1冊読むのがとんでもなく時間がかかります。日本史で習ったことが「こういうことなのか」と理解できるようになるので、高校生は受験のためにも大志を抱くためにもぜひ読みましょう。そして学問は大事。

遺伝子の不都合な真実: すべての能力は遺伝である (ちくま新書)
安藤 寿康
筑摩書房
売り上げランキング: 5,941

タイトルは刺激的だけど、現在までの人間の形質や行動についての遺伝学研究を慎重にコンパクトにまとめた良書。この先生のは他のも「そうなのか」って感じでおもしろい。『心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観』』 はもう古いんですが、遺伝とかについてひっかかっていた疑問に答えてもらって有用でした。『遺伝マインド –遺伝子が織り成す行動と文化』 も。

ワインバーグの文章読本
Gerald M. Weinberg ジェラルド・M・ワインバーグ G.M.ワインバーグ
翔泳社
売り上げランキング: 229,315

なにか書いたりするためには石を拾って歩いてつみあげて壁を作るのだそうだ。私はまだできないけど勉強にはなった。大学院生は必読だと思う。あと『英文翻訳術』も勉強になりました。

よいこの君主論 (ちくま文庫)
架神 恭介 辰巳 一世
筑摩書房
売り上げランキング: 7,972

マキアベッリ先生の『君主論』を小学生にも読めるようにしたもの。生徒様はこれで勉強してクラスを制圧し愚民をおさえこみ、いじめのない善政をしきましょう。教授会でも使えないだろうか。

ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
ピアーズ・スティール
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 21,522

先延ばしは私の宿病。同じようなものを数冊読んだけど、これはおもしろかった。克服できないまでも症状を軽くするためになんとかがんばります。 『自滅する選択―先延ばしで後悔しないための新しい経済学』も堅くてすごい本でした。

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える
アビジット・V・バナジー エスター・デュフロ
みすず書房
売り上げランキング: 1,992

これもきっちり経済学の立場から貧困を真面目に考えている。倫理学とかよりこういうのの方が重要なんではないか、みたいな。『幸せのための経済学――効率と衡平の考え方 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)』もとてもよかった。あと『この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講』『この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講』の2冊はとてもわかりやすい。

人間仮免中
人間仮免中

posted with amazlet at 12.12.26
卯月 妙子
イースト・プレス

統合失調症の闘病記なわけだけど、読むドラッグとしか言いようがない。そして人間ってのは豊かなものだな、みたいな。でもこういうのに弱い人は多いだろう。うなされます。

隠れた脳
隠れた脳

posted with amazlet at 12.12.26
シャンカール・ヴェダンタム
インターシフト
売り上げランキング: 130,826

これは恐い本。適応的無意識とか認知バイアスとか。各種の偏見、集団的無行動、カルトとかがどうやって発生するのか。とにかく「自分を知る」ことは難しい。同種の本もけっこう読みました。

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学
ジョー・ナヴァロ トニ・シアラ・ポインター
河出書房新社
売り上げランキング: 350,412

第一印象とかしぐさとか。細かいことがいろいろ勉強になる。 『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』もよい。学生様に一部読ませたらたちふるまいが美しくなりました。学生様は『論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明するための極意 (サイエンス・アイ新書)』ぐらい読んどくといいと思う。話し方だけでなく、聞き方や態度についても触れている。


2011年に読んだおすすめ本ベスト10

メディアマーカーで自分的におすすめの五つ星つけた本から、特に印象に残ってるものを順不同であげてアフィリエイトかせごう。

 

香西先生にはいろいろ教えていただきました。ネットとかでの論争の方法について理解が深くなったと思う。

関連で『論理病をなおす!―処方箋としての詭弁』。この2冊読めばまあ一流ソフィスト、じゃなかった一流レトリック家の基本的な考え方がわかる。『 反論の技術―その意義と訓練方法 (オピニオン叢書) 』まで読めば十分か。ネットの議論で負けることが少なくなるかもしれない。『 オルグ学入門 』も香西先生から教えてもらったけどもうすごい奇書。これは買うほどの価値はないだろうけど、図書館とかで一読の価値がある。

性格とかパーソナリティとかについてはずっと興味をもってるんだけど、これが一番おもしろかった。

ビッグファイブの堅牢さと、それらがそれぞれ生物学的な基盤あるんじゃないかとかそういう話。

パーソナリティ心理学の本道としてはミシェル先生の『 パーソナリティ心理学―全体としての人間の理解 』がおそらく現在最強の教科書で勉強になった。

 

女性が会社で働くということについて鋭い分析とハウツー。女性は必読。っていうかこういうエンパワが国内でももっと注目されるべきだと思う(政治的にどうかは別にして)。『 会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ 』『 女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法 』はこの本に影響を受けた同工異曲。どれ読んでも同じだが、とにか重要な観点。

ポジティブ心理学や進化心理学に影響を受けた倫理学まわりの成果が出そうな感じ。まだ発展途上だけど。

欲望について 』もよかった。

性差科学といえば、これがよかった。非常に慎重。

性差や性分化、性志向などの生物学的な解明については『 科学でわかる男と女になるしくみ ヒトの性は、性染色体だけでは決まらない 』も買ってあげてください。最新の内容のはず。

女性のグループ内力学については『 女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること 』も重要。『 女はなぜ足を引っ張りあうのか 』も笑えた。

子ども向けエリノア・ルーズベルトの伝記。エリノア先生についてはちゃんとした評伝が出版されるべきだと思う。国内ではその業績が十分に理解されていないようだ。政治学の人々に期待。

すごい資料。英米の法律関係についてなんか言わなきゃならんひとは必携。

現代英米情報辞典 』は新しくしてほしい。

倫理学・法哲学まわりで重要なのはこれ。倫理や政治における感情の重要性。

ジュディス・バトラー様とか読んでるヒマがあったらこういうの読んで欲しい。

恋愛ものではこれがとてもおもしろかった。

PUA (Pick-up Artist)という文化があることを教えてもらった。まあナンパの方法なんだけど、カルチャー研究みたいなのにも重要な気がする。あれ、もう入手できないみたいね。

英語読みやすいから

でもいいと思う。かえっておもしろいだろう。

具体的なハウツーは『 確実に女をオトす法則 』だけどこれはまあたいしたことがない。とにかく『ザ・ゲーム』はおもしろいので一読の価値がある。

認知的不協和について。『 なぜ人は10分間に3回嘘をつくのか 嘘とだましの心理学 』とかも。

行動経済学みたいなんもたくさん読みました。

なぜ直感のほうが上手くいくのか? – 「無意識の知性」が決めている 』、『 なぜ選ぶたびに後悔するのか―「選択の自由」の落とし穴 』とかもどうぞ。

あ、番外だけど買ってください。

トムソンの有名なヴァイオリニストの議論とかパーソン論とか正しく読めるようにしました。あと売りはヘアの直観主義批判がどんなものか、とか、死の悪さについての剥奪説が中絶問題に適用されるとどんな問題をひきおこすかとか。あとハーストハウスのやつを読むと徳倫理学ってのがどういうインパクトがあったかがわかるはずです。よろしくおねがいします。