私は難しい本は苦手なのですが、入門書や教科書みたいなの読むのは好きなんですよね。んで倫理学の教科書みたいなのコレクターみたいになってます。もちろん図書館に集めてもらう。リクエスト出しましょう。
英語勉強するには自分が興味ある分野の大学テキスト読むのが一番。booklogのメモから少しならべてみました。
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私は難しい本は苦手なのですが、入門書や教科書みたいなの読むのは好きなんですよね。んで倫理学の教科書みたいなのコレクターみたいになってます。もちろん図書館に集めてもらう。リクエスト出しましょう。
英語勉強するには自分が興味ある分野の大学テキスト読むのが一番。booklogのメモから少しならべてみました。
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大学教員のみなさん、レポート等で、学生様にWeb記事を参照してもらわねばならないことが増えてると思うのですが、インターネッツが一般化してずいぶん経つので、そろそろ見直ししませんか? これは学生様が勝手に判断できないところがあるので、教員の側の指示を考えなおす必要があると思うのです。
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教員としては学生様の文書をオンラインで添削したいことがあり、学生様としても添削を受けたいことがあると思うのですが、Wordのファイルをいじるのはオンラインでもオフラインでも動作がやぼったくてやりにくいものです。Google Docsを使いましょう。
こんだけ。Wordをわざわざ開かずとも、Google Docsだけでレポートぐらいはきれいに書けちゃいますので、基本はGoogle Docsの上で作業するっていうのも悪くないです。
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藤田直哉さんというかたがこういうことを書いておられました。(最初お名前まちがってました。もうしわけありません)
これらを見て、「女性差別はない」「男性特権はない」と言える人の思考には本当に付き合いきれないです。「あるけど」という次の段階の問題として、弱者男性などの問題をあげたり、あまり社会に出ない方が人生にプラスになる女性もいるのでは、みたいな話をするなら分かるんですが https://t.co/DjVxqs81in— 藤田直哉@『新海誠論』10月、『攻殻機動隊論』 (@naoya_fujita) November 23, 2022
↑の内閣府男女共同参画局が出している「ひとりひとりが幸せな社会のために」が女性差別や男性特権の根拠なのかと思って確認したんですが、女性に対する暴力の話やM字カーブ、非正規雇用、ワークライフバランスなんかの話はありますが、女性差別や男性特権という言葉自体はほとんど出てこないようです。男女格差があることは示されていますが、それが差別や特権のためであることは示されていません。この資料だけから差別や特権の存在を推論するのは即断だと思います。
藤田さんは「政策はエビデンスやデータに基づいて決定されていると思う」とおっしゃるわけですが、本当にこの資料は信用できるだろうか?私は実は2ページ目でもう挫折してしまいました。
私の嫌いな「ジェンダーギャップ指数」がでてきてるわけですが、よく見てください。古い(2020)ジェンダーギャップ指数なんですが、日本は121位、教育分野は91位、この参画局の筆者はさらにそれを分解して「教育分野においては高等教育在学率が低い状況です」って指摘してますが、なんかおかしくないですか?日本の教育そんなに国際的に見て女性に不利になってるだろうか?
表をよく見ると、高等教育在学率は男女比が0.952で色をつけて強調されていますが、その前の中等教育在学率は0.953。え? なんで中等教育でさえも女性は差別されてるっていわないのだろう?実はこれは須藤玲司さんという方が計算ミスがあるよと指摘してくれてるやつですね。スレッドはここから。
ジェンダーギャップ指数2019で集計ミス? 日本は本当は何位だったのかhttps://t.co/UKjuVcERjy
ねとらぼが、ぼくのツイートを元に、独自に検算していました。フットワーク軽い。
結論「ミスがなければ本当は120位」。
ぼくは「121位のまま」と書きましたが、計算精度に自信なかったんで120位かも。— 須藤玲司 (@LazyWorkz) December 18, 2019
んで計算ミスはともかく、この参画局のパンフレット、著者たちはその数字がおかしいのに気づいているはずなんですよ。高等教育は0.952で中等教育も0.953なんだから。でも高等教育だけをカラーリングする。これってみなさまはどういうことだと思われますか?
私は、この著者たちはジェンダーギャップ指数の数字になにか変なところがあることに気づいていながら、それを無視して高等教育において男女差別が存在しているということをほのめかしたいためにカラーリングしたのだ、と思います。
藤田さんは政府やその関係の学者たちは信頼できると思ってらっしゃるようですが、私はこういうものをたくさん見てしまっていて、ぜんぜん信用ならないのです。そういうことはネットでよく話題になっている。そして、藤田さんのように「政府や学者がやってるんだから大丈夫だろう」と自分で確認してない資料を出す人々にも疑問を感じているのです。
ジェンダーまわりの話はネットでずいぶん長い間議論されていて、「女性差別」を示すとされていたいろんなデータも見直されてるんですよね。近い分野の学者先生たちは手分けしてそういうのチェックしてほしいのです。
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(学生様向け)
クラシック音楽好きな人は多いと思いますが、オペラはあんまり知らないという人は多いと思います。私もあんまり知らない。これはやはりオペラはちゃんと舞台見ないとならからですね。そしてDVDが高い。
でも図書館とかにいけばDVD見ることができますのでぜひ見ましょう。実はオペラは有名作はそれほど多くないので、5〜10本ぐらい見ればすでにかなりの教養人です。YouTubeでもけっこう見ることができるんですよね。ただしこういうのは音響がよくないとおもしろくないので、しょぼいPCのスピーカーなどで聞いてはいけません。せめてイヤホンとか使いたい。
私のベストテン。
これでいいと思います。これだけ見ましょう。ヴェルディさんのオペラが入らなかったけどまあ「椿姫」と「アイーダ」。
ワーグナーは「トリスタンとイゾルデ」とかはおもしろくないのに長くてしんどいので、せいぜい「さまよえるオランダ人」ぐらい。「マイスタージンガー」は実はおもしろいんですけどね。
↓は以前に書いたもの。
他に有名ミュージカルもじゃんじゃん見たいですね。ハブ・ファン!
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いつもの某講義でちょっとワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の話をしたんです。この曲、動機(モチーフ)になにやら象徴的・文学的意味があるってことになっていて、それを理解するとおもしろいんですよね。せめて前奏曲だけでもその秘密を理解したい。大好きなショルティ先生で。
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どうでもいいことなんですが、講義なんかでフィードバック(感想)を集めると「〜に驚きました」「〜に共感しました」っていう言葉をよく見るんですが、なんか違和感があって、すこし他の表現を工夫してもらえるとたすかるな、みたいな話。
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八重樫先生の「性表現の哲学入門」の第2回は、「猥褻」を性的興奮と性的羞恥心によって定義した上で、その「道徳的悪さ」を検討するというかたちになってます。
まあ「猥褻」をそういうふうに定義するというのが、八重樫先生がそう定義したいというのならば文句を言うつもりはないです。でも今度は「道徳的に悪い」というのが気になる。
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『フィルカル』っていう若手中心の哲学とカルチャーに関するすばらしい雑誌があって、いつも楽しく読ませてもらってます。八重樫徹先生っていうこれまた優秀な先生が性表現の問題を哲学的に分析する話を連載しているのでじっくり読まざるをえないですね。とてもおもしろいです。
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前のエントリ「ヘイトスピーチや悪口を分類しよう」の補足ですが、「ヘイトスピーチを分類しよう」ってんですが、んじゃそもそも「ヘイトスピーチ」の定義はどうなってるのか、と気になる人がいるかもしれません。それはとてもよいことです。Yong先生がそこらへんをどう扱っているかはとても参考になります。
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言論の自由と悪口の関係については興味があって、昨日Yongという先生の「言論の自由はヘイトスピーチも含むか」っていう論文(Yong, C. (2011) “Does Freedom of Speech Include Hate Speech?,” Res publica , 17(4))読んでたんですが、ヘイトスピーチでありえるものを分類してて興味深かったです。
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https://yonosuke.net/eguchi/archives/15710 に続いて、また清水先生の講演の問題点に戻ってしまうんですが(しつこいけどいやがらせではない)。ちょっと「学問の自由」と「キャンセルカルチャー」の定義を見てみたい。
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言論の自由とかキャンセルカルチャーとかには職業がらどうしても関心をもたずにはいられないので、「フェミ科研と学問の自由」シンポジウムでの清水晶子先生の「学問の自由とキャンセルカルチャー」を見ました。この講演は私はいろいろ問題あると思います。
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男性や女性やトランスジェンダーの「定義」がネットでずっと話題になってます。これは日本語圏だけでなく英語圏でもですね。先進国はそうなんだと思う。
定義の問題は昔から気になっているのですが、自分で書いてみる機会がなかったので簡単にまとめておきたいです。本当はなにかの授業でやっててしかるべきなんですが、そういう抽象的な話をする機会がなかったのですわ。「哲学」や「論理学」っていう名前の授業をもつことが少なかったからかな?
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ちょっとほぼ私的なメモです。
レポートの文章の書き方の本は多いのですが、ゆるい学部でのゆるい文化系のゆるい卒論の指導に困ってる先生は多いと思うので、参考書。いつものようにリンク踏んで買ってもらえると私にアフィリエイト収入が入ります。
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この前千田有紀先生の文章にコメントしたので、それが批判(?)している清水晶子先生の「埋没した棘」っていう論文も読んでみたのですが、これは千田先生のやつに輪をかけて難しい、というより私にはほとんど理解できませんね。こういうの読まないとならない学生様院生様たちはどうしてるんだろう?
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続き。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97683
というわけで、いろいろ文句つけてしまったのですが、堀田先生の論説の基本的な主張と結論には私はまったく異論はないのです。つまり、電車痴漢の被害は甚大なので、形式的には差別に見える女性専用車両はやむをえない、そして男性は痴漢やその他の性暴力の被害の大きさをよく考えて撲滅に協力すべきだ、そのためにはまずは多くの男性はそれぞれが自分の意識を変革すべきだ、というのはまったく同意するのです。でもそこに至る議論に文句があるわけです。
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続き。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97683
最後の方の「警戒と不安には理に適った根拠がある」「尊重要請は当てはまるか」の小見出しのところもなんかおかしな議論をしているように思います。
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続き。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97683
次は「心理的苦痛を訴える資格」。これは見出しからして心乱れます。そんなものがあるのだろうか。苦痛は苦痛であり、それを訴える資格なんか必要がないと思う。もちろん、それを考慮に入れるかどうかというのはその訴えを聞く方の都合でいろいろあるでしょうが、「苦痛を訴える 資格がない 」みたいな言いかたってとほうもないように私には思えます。
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堀田義太郎先生の「女性専用車両は「男性に対する不当な差別」「男性蔑視」なのか? そうではないと言える理由」を読んで、ちょっと気になるところがあったのでメモしておきます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97683
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ジェンダーまわりの議論というのは、論文よりもツイッターのようなSNSやブログでなんか議論されていることが多くて、どうしてもそういうのを見ないわけにはいかないのですが、ここ数年トランスジェンダーまわりが激しいやりとりがつづいていて、興味もたずにはいられません。
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