インターネットはFAQ文化

インターネットに親しむと、FAQというものの存在に気がつくと思います。これは「Frequently Asked Questions」、つまりよく尋ねられる質問を意味します。いろいろな問題について、よくある質問事項それに対する答をリストにしたものです。

私がはじめてインターネットを利用したのは、京大のD1の時でした。興味のあるnews groupを読んでいると、時おりFAQと題して、非常に有益な情報が流れているのを知りました。ネットワークは非常に便利なコミュニケーションの道具なのですが、同じ質問が何度も寄せられることが非常に多いのです。そこで、あらかじめ皆から寄せられた回答をリストにしておけば、無駄なコミュニケーションをせずにすむわけです。他の人々とその問題について議論する上での必須情報、必読の資料等がコンパクトにまとめられています。

個人的なことを書くと、はずかしながら、はじめて面白いと思ったのは、alt.sex FAQと呼ばれるものでした。もちろん、セックスの手引書などというものは世の中にあふれているわけですが、それがネットワーク上で多数の人の手によって集団的に書かれ、編纂されていることを知って、ここにあたらしい可能性があると感じたものです。

その後、私は多くのFAQを読むことになります。たいていの有力ソフトウェアには、その開発を支援する人々がいます。彼らは必ずしもプログラミングに詳しいわけではないので、直接プログラムを改善したりすることはできません。しかし、あらかじめFAQを編集しておくことで、開発者が同じような質問に答える手間をはぶいてあげるという貢献のしかたもあるわけです。

我々はネットワークから多くの恩恵を受けています。メールのやりとりでさえ、ボランティアたちによって作られた基本ソフトウェアによって転送されているのです。あなたも、ぜひ、あなたなりに共同体に貢献したいと思いませんか?


「まとめサイト」文化

上の文章はずいぶん前(2000年ごろ)に書いたのですが、最近はFAQを含む
「まとめサイト」の時代ですね。


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