フリージャズとシャンソン

昨日書いたNorth Marine Driveといっしょに掘り出したのがこのブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」。これまた青春の音楽で、ジャズ喫茶でバイトしていたときによくプレイヤーに載せていた。ぼそぼそつぶやくボーカル、すかすかのバックが奇怪でユニークな音楽をつくりだしている。70年代後半のフリージャズとかフュージョンとかでジャズ界にペンペン草1本なくなっていたころの雰囲気がよく出てる。聞いてる人びともおそらく屈託しているヒゲ面青年とか、自分はイカしているとおもっている若い女とかが聞いてたのだろう。私自身はそれをリアルタイムで経験するほと年はとってない。

フォンテーヌはシャンソン歌手、バックはフリージャズのアート・アンサンブル・オブ・シカゴ。ピアノなどのコード楽器やドラムセットのようなものは入っておらず、アコースティックベースと管楽器だけでバックアップしている。どうやってこういう音楽を創りだしているのか想像つかない。ぜんぶアドリブってわけではないだろうが、誰かが楽譜を書いたりしているとも思えない。

マラカイ・フェイバースのヘビーなベースが全体を支配している。ベースを聞くためになるべくよい再生装置で聞いてほしい。あるいはむしろiPodのようなイヤホンか。

(書きかけ)


こういうレビューのようなものは書いてみると以外に難しい。文章を書くのが苦手ってのもあるのだが、もっと難しいのはどの程度のウンチクを書くべきかってことだ。私自身はウンチクを読んだりするのは嫌いではないが、あたりめのことを読むのは面倒。そこで問題は、どこまでが読者が既知で、どこから読者が未知かってことを推測することなんだろうと思う。たとえば上の記事で「Art Ensemble of Chicagoっていうバンドはトランペッターのレスター・ボウイが60年代末に作ったバンドで黒人音楽の伝統を踏まえたフリージャズを演奏して、アメリカでは人気がなかったけどヨーロッパではウケて、80年代にはジミヘンの曲も演奏して~」ということを書くべきなんだろうかどうか。まあ書いているうちに自然にスタイルが定まっていくだろう。


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