簡単なコード進行理論(2) ちょっと複雑にして、大きな構造を作る

ポピュラー音楽や西洋音楽はケーデンス(カデンツ)を組み立てたものだ、って話の続きです。

ケーデンスには有名なのがいくつかあって、

  • IV – V7 – I
  • IIm7 – V7 – I (いわゆるツーファイブ・ワン、ポピュラー音楽の基本)
  • IV – IVm – I

とかまあいろいろサブドミナント、ドミナント、トニックのいろんな組合せに分類されます。まあ別におぼえる必要はなくて、無理して勉強しなくてもだんだん蓄積される。

んでそれをさらに複雑にする方法ですが、たとえばIIm7 – V7 – Iっていう進行(Dm7 – G7 – C)を複雑にするにはいくつかの方法がある。

まず、和音に音を足して(エクステンション)、ぶあつくて色彩感あるのにする。
C△7 – Dm7(9) – G7(13) – C6とか。こんな感じ。


ポピュラー音楽では5度進行ってのが好まれて、どんな和音の前にもその直前に5度上の和音を置いていい。なので、Dm7 – G7 – Cっての前にAm7を置くとこんな感じ。


Am7じゃつまんないからもっと色彩あるようにするにはA7にする。C- A7 – Dm7 – G7 -C。

7thコードの前にはその5度上のマイナー7thを置いていいとかって規則もあるので
C – Em7 – A7 – Dm7 – G7 – C


IIm7- V7 (Dm7 – G7)の次にIいっちゃうと終っちゃうから、C△7と似た音のEm7に起きかえてぐるぐる同じこと繰り返したりもできる。Em7 – A7 – Dm7 – G7 – Em7 – A7 〜 いわゆる「ジュンカン」(循環)進行。Dm7からはじめると「ギャクジュン」

こんな風にカデンツを延長して複雑にしてくと、たとえばこんな進行ができたりする。つきなみ。

C | Bm7-5 / E7 | Am7 | F | Dm7 / G7 |

これを2回くりかえしたらもうだいたいポップな感じになる。部品を組み立てて成長させる感じ。

くりかえしはポピュラー音楽の基本ですが、2回くりかえすと飽きちゃう。そこでもっと大きい構造を作る。

C | Bm7-5 / E7 | Am7 | F | Dm7 / G7 |
C | Bm7-5 / E7 | Am7 | F | Dm7 / G7 |
F | Fm | C / G7 | Am7 G7 |
F | Fm | C  | Dm7 / G7 |

いわゆるAABB’形式。で、適当なメロディーをつけると楽曲もどきが完成するわけです。

これも卒業パーティーのために作った曲で、うどんちゃんとややという二人に協力してもらいました。っていうか演奏は彼らで私はあれしただけ。でもいまだに気にいってます。
歌詞はその後微調整しました。

まあこんなのは音楽理論とも言えない初歩の初歩で、とりあえず楽器なんかできる人は1ヶ月〜3ヶ月ぐらいで中級になれるので、怖がらずに勉強してみてはどうでしょうか。

ポピュラー音楽理論
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まあもっとも、音楽を自分で作るようになるひとは理論勉強する前に実際に作りはじめてしまうもんですけどね。


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