スタイルカウンシルが青春でした

梅雨の夜、だらだらビール飲みながらスタイルカウンシル聞いてました。大学1年から3年ぐらいの間、ほんとによく聞いててねえ。懐しい。懐メロ。

中心人物のポールウェラー先生がやってたJamっていうバンドは高校生のころA Town Called Maliceが流行て聞いてましたね。でもそんな注目してなかったし、アルバムはもってなかった。

今この曲を聞くたびにベースが残念でしょうがないですね。ウェラー先生がやりたいモータウンサウンドをこのベースの人はさっぱり理解してない。音の切り方がいかん。いや、こういうのを狙ってたのかなあ。そうじゃないだろう。だから解散したんだろうし。

大学入ってゲームセンターでバイトしているとき、優先で流れていた My Ever Changing Moodsがもうなんていうか衝撃でね。かかるたびにボリューム上げてました。MTVでも流行ったけど、PVはそんな好きじゃなかった気がするな。

アルバムCafe Bleu買って、これもしびれましたね。My Ever Changing Moodsがミックタルボット先生とのデュオになってて、かっこいい。こんなふうにピアノ弾けたらいいな、みたいな。でもそのころはコピーとかできなかった。数年前に挑戦したらそんな難しいことはしてないことがわかった気がする。

アルバムで好きだったのはあとはThe Whole Point of No Returnとかね。これもギター一本でボサノバっていうかジャズ風の9thとかのテンション入っているのがかっこよかった。まあ今聞くとけっこうインチキなんだけど。ははは。この曲聞くと当時の心象風景みたいなのを思いだす。

あとYou’re the best thingとかHeadstart for happinessとか。B面は多幸感あふれますなあ。「B面」なんて今の若い人々は知らんだろうけど。まあ大学入って京都にも慣れて、これから自分の青春が始まる、みたいな感じだったんかな。ほんとに新鮮な音だった。

でもまあ今聞くと「音まちがえてますよ」だけどね。

Shout to the Topとかね。

でも実際には、こういうおしゃれな音楽聞きながら、ゲームセンターでいっしょに働いてた立命館の学生と自分のアパートでぐだぐだ酒飲んだりゲロ吐いたりしてた。どっちもモテなくて金なくてね。街はなんかバブル前夜でみんなおしゃれにして遊んでるのに、俺らなんだろうな、みたいな。その立命のやつは、「私はモテるためにバイトでお金ためてスーツ買ったのに!なんでだめなんだろう」みたいな。まああとデビッドボウイのTonightとかあそこらへん聞いてたな。

おしゃれな「カフェバー」とかも流行ってたんだけど入れなくてねえ。もうなんであんな自信なかったんかね。悔しい。つらい。気が弱えーんだよ。もちろんナンパとかしたことない。合コンも学部時代に1回、大学院で1回の2回だけ。

Headstart for happinessって曲は、D.C.リー先生のちょっとフラットしているように聞えるコーラス〜リードがステキなんよね。

ドラムのシャッフルとフィルインかっこいい。「悪意という名の街」のときもこういうベース欲しかったんだろうし。

このリー先生はウェラー先生と結婚したんだったかな。まあ最初っからあれだったんだろうけど。Lodgersって曲でも素敵。

む、このバージョンじゃなくて、最初がリー先生の一人コーラスからはじまるバージョンの方が好きなんだけどな。とにかくこのハスキーボイスはすごい。12inch EPだったか。見つからん。それにしてもこのPVださすぎっすね。

まあでもスタカンはまわりに好きな人が多くなってあんまり聞かなくなったんだった。これはうまく説明しにくいけど、まあエリート意識があるのだ。ははは。音楽的にもっと高級っていうか複雑なものを聞いてしまったからかな。

Cafe Bleu

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