セックスの哲学と私: ポストモダン攻撃して私はなにをしたいのか

まあどこまで書いたか忘れちゃったけど、2005年ぐらいからネットではポストモダンフェミニムみたいなのを延々攻撃してるんですわ。

昔のブログでやったジュディス・バトラー攻撃はhttp://d.hatena.ne.jp/kallikles/20111010 あたりから。他にもイダヒロユキ先生とか角田由紀子先生とか、江原由美子先生とかジェンダーとかフェミニズムとかにかかわっている人をやりだまにあげてなんかいろいろ書いてる。他にもtwitterはじめてからも延々へんだと思ったフェミニズムとか延々攻撃しております。

最近も「あいつはいったい何がしたいのかわからん」みたいにディスられてしまいましたが、まあフェミニズムの問題意識みたいなのは大事だと思ってんのよね。でもなんかちゃんと勉強しない人々が、聞きかじりの勝手な知識で勝手なことを言ってるような気がして非常に不満。おもしろい「セックスの哲学」やる前に、なんか国内にはびこってるのものをきれいにしとかないとやりにくくてしょうがない。

ポストモダン攻撃してみたのは、まあそういう学問もどきを駆逐するためでもあるし、そういうものになにか本気で検討するべきなにかがあるのかを確かめてみる作業でもあるわけです。10年近くそういうものを読み、7、8年攻撃してみてわかったのは、なんの価値もない、ということでしたわ。もしなんかあったらやさしく教えてください。

まあセクシャリティやジェンダーみたいな基本的な概念さえ、日本の主流派フェミニズム(つまり、上野千鶴子先生や江原由美子先生のライン)ではちゃんとされてないんじゃないすかね。「セックスはつねにすでにジェンダーなのだ」とか意味不明か自明すぎてコメントする必要もないかどっちか。そんなもんがはびこってるところでは、まともなセックスやジェンダーの話なんかできないもんね。

そもそも国内ではまともな性科学の教科書すらない。LGBTとかネットではあんなにがんばってるのに、学部生に読ませるべきしっかりした本さえないってのはどうなんだろう。

前にも書いてますが、私がおすすめしているのは Rathus先生たちの Human Sexuality。国内の大学図書館ではほとんど入ってないじゃんね。

昔、70年代初頭に秋山洋子先生たちのグループが、Our Body, Ourselvesってフェミニスト的性科学のを『女のからだ―性と愛の真実 』(1974)って本に訳出したんよね。女性がいま性的な知識をもっていて、女性が満足できるセックスを、オーガスムを追求しましょう、オナニーは当然します、ピル飲みましょう、みたいなことを言ってられるのも秋山先生やその他の先生たちのそういう地道な仕事があっての話なんでね。私はそういう地道な人々が好きです。今どきの人々はちゃんと資料も調べず、勝手な思いこみで勝手なことを言ってる人が多いんじゃないですかね。政府でさえおかしな調査しておかしなこと言ってんだから。ははは。大学関係でそういうのに関心ある人間は、ちゃんとアカデミックな健全さを保証するように仕事しないんじゃならないのではないか、と思っているわけです。その一環がポストモダン攻撃であり、まあこういうブログ書いたりすることであったりするわけです。まあ論文や書籍書くべきなんだけど、そういうの苦手で。すみません。でもまあ人はそれぞれ向き不向きがあるし。

「ジェンダーアイデンティティ」の項もざっと訳してみました。
https://docs.google.com/document/d/1tQZVSK3X8Znb2p_iiAszG1xfBAvV-ZZp7Rm5tdnd8yg/edit
こんな基礎的な知識さえ、国内では共有されてないじゃん? あとジェンダーロールのところぐらいを訳して、出版社探してみたりするかなあ。でもお医者仲間にしないと出版は難しそうな気がする。

Human Sexuality in a World of Diversity
Spencer A. Rathus Jeffrey S. Nevid Lois Fichner-Rathus
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女のからだ―性と愛の真実
ボストン女の健康の本集団
合同出版
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コメントいただいたいように、この本は1980年代後半にも訳し直されてます(原書もアップデートされてます)。

からだ・私たち自身
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ボストン女の健康の本集団 『からだ・私たち自身』日本語版編集グループ
松香堂書店
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最新版はKindleで安く手に入ります。

Our Bodies, Ourselves
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Touchstone (2011-10-04)


セックスの哲学と私: ポストモダン攻撃して私はなにをしたいのか」への2件のフィードバック

  1. 江口某

    コメントありがとうございます。これも絶版なんですよね。まあ医学情報はやっぱり新しくしなきゃならないので、古いものをそのまま出しつづけるわけにはいかないというのはわかるんですが、同じ趣旨の本があってもいいと思うんですよね。<br />

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