推薦状ふたたび

最近内定が決まってからゼミなどの教員からの推薦状を要求するところがあるようです。これ困りますね。お互い面倒だし。

企業の方の意図としては「テメー、本当に入社するんだろうな、内定蹴って他行ったりしないだろうな、それじゃー困るんだよ、テメーを世話している教員からカタとって来いゴルア」ということです。向う様としては、予定していた人数をちゃんと取れないとえらいことになるわけでねえ*1

教員としてはまあゼミの学生様の推薦状ぐらい何本でも書きます(私も偉い先生にいろいろ書いてもらいました。ほとんどは無駄になったわけですが)。でもまあ推薦状書いて内定蹴られるとちょっと恥ずかしい感じもします。「お前の信用はそれくらいか」みたいなんでね。

一つおぼえておいてほしいことは、簡単な推薦状一本書くにしても、それを書くひとは自分の信用とか評判とかそういうのを質に入れてるということです。自分が推薦した人が無礼な仕方でブッチしたらそりゃ信用がなくなる。知ってる相手だったらもう会わせる顔がなくなっちゃう*2。基本はまあ推薦状書いてもらったらその人の顔を立てるようにするのが仁義です。

で、推薦状を書く教員として学生様としてはどうしてほしいかというと、まあその推薦状書いたところが通ったらそこ入ってほしいわけですね。でも人生そんな大学教員のつまらないメンツとかに気にしてるほど楽なわけじゃないので、やっぱり内定蹴ってもいいでしょう。これが一般的になると、企業も「大学教員に推薦状なんか書かしても無駄だわ」ってんで要求しなくなると思うんでそれはそれでOKな気がします。

まあ人生こういう義理とかってのはどうしてもつきまとってくるんで、そこをどう解決するかで人間の器みたいなものが見えます。おそらく私だったら、推薦状書いてもらった教員に「ごめんなさい」して自分がいちばん行きたいところに行くんじゃないかなあ。けっきょく自分の人生が一番大事なのはだれでもわかるから、単に教員にスジだけ通しゃいいだけ。「推薦状書いてもらったところを蹴ることにしましたー。その理由はこれこれで、私の人生のためにはそっちの方があれだと思って決断しました。ごめんごめん」「そりゃしょうがないねえ、ははは」ぐらいで終る。メンツつぶして知らんふりはだめです。

あと、まだ内定出してない時点で推薦状要求してくるところは要注意です。これは本気で書いてもらわないとならん。非常によく知ってる関係ならともかく、ふつうは「推薦状書いて」って言うだけじゃなくて、どんなことを推薦してほしいかもよく考えてから頼んでください。

あ、もちろん教員のコネ使って内定もらって蹴るのは絶対だめですよ。

*1:大学なんかも受験で合格出したひとがどれくらい実際に入学してくれるかいろいろヤキモキ考えてます。

*2:だから書きなれてる人は、自分が信用していない学生様の推薦状にはなんとなくそれを匂わすことも書いちゃうかもしれない


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